2024年のふりかえり
振り返ってみると、総じていい年になったのではないかな。 8月から3ヶ月ほど自律神経をぶっ壊してすべてが停滞していた期間があったけれど、それでもいい方向に前進できていた。
1. ゆるく脱GAFAM
メール、カレンダー、検索エンジン等のサービスはGAFAMではなく、できるだけ代替サービスを利用するように方針を変えた。 これはGAFAM圏で過ごすことへの漠然とした気持ち悪さを感じたため。 ただ、すべてを代替サービスに置き換えると社交面での不便さがそれなりに発生したので、変えられるところだけ変えるという方針。
- 検索エンジン
- Kagi Search 英語圏と日本語圏の検索を切り替えやすい点が気に入っている。 また、Ultimate Plan($270/year)で扱えるKagi AssistantとKagi Summarizerが手放せない。
- メールホスティング
- Migadu メールクライアントはThunderbirdを利用。
- Gitホスティング
- sourcehut
選定基準は概ね以下の2点。
- 最小限のJavaScript
- ユーザーのデータ主権を重視していること
2. 雑に残し、整理し、参照する
- 1日のはじめに、デイリーノートを作る デイリーノートには、その日のタスクやスケジュール、メモなどを雑に記述している。
- 1日の終わりに、メモややり残したタスク等を適切なファイルに移動させる このとき、適切な移動先がなければファイルを新しく作成する。
- 記述のたまったファイルを記事として清書する
これまでうまくノートを取ることができなかった。 メモを取ったら取りっぱなしだったり、必要な時に必要な情報が出てこなかったり。 Obsidianを上のやり方で使い始めてから、うまくノートを活用できている感覚がある。
3. VSCodeからEmacsに乗り換える(準備期間)
以前からVSCodeの操作感やUIに細々としたストレスを抱いており、もう限界だ、というラインがきたのでテキストエディタ探しの旅に出た。
それでEmacsを少しカスタマイズしてみたところ、自分の求めていた感触に近くなった。
今は少しずつ init.el
を書き足している。来年からはEmacsに完全移行する予定。
org-modeもなかなか便利なので、上記でObsidianを使っている旨を書いたが、鞍替えするかもしれない。
4. 鉄拳8をはじめて良かった
7月の終わりごろになんとなく見た鉄拳8のトレイラー動画で興味を持って、ちょうど40%オフになっていたので買った。 プレイ時間は約700時間。対戦数は約4000。最高段位は戦帝。使用キャラはドラグノフ。
はじめた時はキャラを動かすことは楽しかったものの、対人戦の面白さがいまいち分からなかった。 けれど、とあるDiscord鯖でいろんな人達と対戦するなかで、これはコミュニケーションの一つなのだと理解した。 君はこういう行動が多いから、きっとこの行動が通るはずだよね。ああ次は変えてくるのか、じゃあこうしよう。と。 それで、一緒に遊ぶ人たちときちんと会話できるようになりたくて、たくさん練習し、対戦した。
鉄拳8をはじめてから、いろいろな出会いがあった。 ここ10年くらい連絡を取っていなかった友人とも、鉄拳がきっかけで遊ぶようになった。
余暇で遊ぶにはあまりにも膨大な時間を費やしてしまったけれど、得たもののほうが大きいから、あまり後悔はしていない。
5. 折れにくくなってきた
自分は完璧主義で、プライドが高く、内向的だ。だから、ささいなことでストレスを抱えてすぐ折れる。 それが、下期のいくつかのきっかけによって少しずつストレスに強くなってきた。
- 鉄拳8がきっかけでいろんな人々と話す機会があり、自分の居場所が増えたこと
- 自律神経を壊したときに、自分はだめな人間であると受け入れることができたこと
人間ってちゃんと変われるものなのだなあ…という感想がある。
6. 来年
30をすぎてから「これを成したい!」という大きな目標は無くなってしまった。 一歩ずつ成長できたらいいか、くらいの精神で来年も頑張りたい。