相手に壁を背負わせて低リスクに大ダメージを与えたい
平地でコンボ始動技を当てるよりも壁強を取れる技を当てるほうがリスクが低く、リターンも高いということを教えてもらいました。
ドラグノフで壁強を取れる技には確反がありません。発生14F のホーミング、セレーションカッター。同じく発生14F ですが横に強いトススラ、発生12F の立ち途中から出せるキリオン。横には弱いものの中段の立ち途中 RK もあります。立ち途中 RK 以外は一段目あるいは二段目が上段なので、しゃがんで浮かせられてしまうリスクはあるものの、ガードされても確反はありません。
一方、通常ヒットでコンボにいける中段技には大体確反があります。ドラグノフであれば右アッパーが最速のコンボ始動技ですが、ガードされれば -12F あります。プロトンアッパーも同様で、ブーストエルボーは -14F もあります。
リターンの話になりますが、ドラグノフが壁強を取ったとき、そこから鼻歌→アバランチでまとまったダメージを取れます。あるいは、鼻歌のあとに逆ワンツースニーク移行で膝を当て、うつ伏せダウン状態の相手に壁際での置き攻めという選択肢もあります。起き攻めでのローリングエスケープ二択は強力です。ローリングデスサイズは壁強を取れるので、もし相手がしゃがみ起き上がりをしていれば、壁コンをおかわりすることができます。
壁を背負わせたとき
壁を背負わせたとき、相手ができる行動というのは限られます。壁から逃げるために横移動するか、投げで位置を入れ替えるくらい、技で切り返す、くらいです。キャラによっては三角飛びも入るでしょうか。このように行動が絞られている状態というのは、こちらの行動の選択肢を絞りやすい。
ドラグノフで壁を背負わせたら、ブリハンやアサルトなどで有利を押し付けて、相手が暴れたいところに割れない連携で壁強技を振るであったり、横移動で逃げたがる相手にはセレーションカッターを振ったりします。お見合い状態の時は、特に何も考えずトススラを振ることもあります。
いかに壁を背負わせるか、壁を背負ってしまったらどう逃れるか
ドラグノフはガードさせて相手を壁際に押し込む手段がいくつかあります。ヒートスマッシュ、アサルト、ブーストキックです。いずれも削りダメージがありますから、ガードさせる前提で強気に振っていきたいところです。
また、平地でお互いに何も技を振らないお見合い状態になっていたとします。そういうとき、相手が壁を背負うように横移動をする意識ができるとよりよいです。相手も同様に横移動をして壁を背負わないように動くかもしれませんが、ホーミング技や横に強い技を振って牽制しておくとよいです。
一方で、こちら側が壁を背負ってしまったときやっぱり壁から逃げたいです。横移動でもよいですが、通常右投げ(6WR)は投げが通っても抜けられても位置を入れ替えることができます。なので、抜けられてしまう前提で振ってしまうのはアリです。
壁の近くでダウンしたときは、壁から逃げられる方向に横転して起き上がるという選択をとりたいです。
壁の意識をリプレイを見返すことで身につける
普段教えてくれる方から、「リプレイを見返すときに壁を意識したい」と、繰り返し言われていました。自分はどこで壁を背負ってしまったのか、背負ったときに壁から逃れる行動を取れていたか。また、壁を背負わせたとき、相手を簡単に壁から逃してしまってはいないか。
対戦中、目の前の相手を見ることでいっぱいいっぱいです。それこそ格ゲーをはじめたての頃は壁のことを考える余裕なんてありません。ですが、リプレイであれば自分の行動を客観的に見ることができます。リプレイを見ながら「このタイミングで自分は壁を意識してこういう行動が取れたかな」というのを考えておくだけで、対戦中、行動に移しやすくなります。
これについて書いたのは帝段のころですが、神段を踏んだ今でも意識できていない時があります。対戦中、自然に壁を意識できるようになるまでまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ身につけていきたいところです。