使用キャラで使える対戦中の選択肢を1つずつ増やすこと

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ランクマで勝てるようになるために、キャラ対策よりも効率がいいのは、自分の使用キャラで取れる行動を増やすこと。30 以上のキャラの個別具体の対策を勉強していくより、自分の行動を見直したほうがはるかにコスパが良い。

格ゲーには対戦中にのんびりと状況を判断して、次の行動はどうしようかな、などと思考している時間はない。いつだって自分の頭の中にある選択肢の中から 1 つ、瞬時に選ばざるを得ない。だから、状況に応じた選択肢の数を増やしていくことが重要になる。

実践で、その選択肢を迷いなく選べるようになること。フィッツの法則でいうところの、認知、連合、自動化のプロセス。

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状況に応じて、期待値の高い行動をスムーズに選択できるようになること。

壁際なら壁強の取れる技の期待値が跳ね上がる。

強い技と、そこからの行動を覚えたあとに

拳段のときは、右アッパーがコンボ始動で、ガードで有利フレームの取れるデトネーターやアサルトが強いらしい、ということでそれを振っていた。シャープナーからのヘイルスライサー~デトネーター~ヘイルスライサーのループは初心者にとっての分からん殺しであり、それもよく使った。赤段では、ガードさせて有利を取れる技からの割れない連携を覚えた。相手はこちらの技のフレームを知らないので、とにかくボタンを押して切り返そうとする相手に対して、割れない連携は優秀なダメージソースとなる。帝段になったあたりから、有利を取られたら一旦ガードをする相手が増えてくるので二択をかけつつたまに割れない連携を混ぜるようにした。ヘイルスライサーのループも、シャープナーの時点でトゥースマを返すであったり、スニーク派生を横移動でスカしたり、しゃがパンで止めるなど対策を知る人が増えて通らなくなった。なので、スニークをキャンセルして派生以外の技を振ったり、様子見するようにした。そうしたら、風神に上がれていた。

デトネーター、アサルト、ブリハンなど強い技からの行動を覚えた。でも、これらの技は発生が遅い。小技でチクチクしてくる相手だと、発生で負けてしまって通らない。また、そういう攻め継続の上手い人とあたると、これらの技ではうまく切り替えすことができなくて負けてしまう。そういう場面が増えた。

新しい行動を一つずつ身につける

強い技を強く使うことはできるものの、小技を生かした行動というのが選択肢になく、

シュツルムスマッシュ(LPRPLP)は発生 10F で、1 段目カウンターヒットで 3 発目までのヒットが確定し、ヒート状態にいける優秀な技だ。自分はこれを使うことができていなかった。

ショーアパ(3LP)は発生 13F の中段技で、相手の

攻め込まれているとき、しゃがステで切り返したくてシャープナーを打つ癖がある。帝段くらいはこれで良かったものの、この癖を読まれて発生の早い中段で潰されることが増えた。

勝てないとき、まずは自分の行動を見直すほうがいい。自分の技が通らず、相手の技だけが通るのはなぜ?カウンターヒットしてしまった、コンボ始動技にあたってしまった、それは自分がどういう状況で、どういう行動をしようとしていたんだろう?そのとき、自分はなにを考えていたんだっけ?